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畜産情報

北海道乳牛産地情報

(令和5年9月1日現在)

 

畜 種 相 場
(万円)
価格状況 管 内 状 況
札幌
管内
育成牛
(10-12月令)
20~30 横這い 札幌管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、函館管内月計で93.0%、累計で96.4%、苫小牧管内月計で90.2%、累計で92.9%の実績となっております。

9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月中旬分娩が中心となります。資源状況は豊富であり相場は前月並みの価格で推移するものと思われます。腹別では、F1腹の出回りが多くなっている傾向があり、雌雄選別腹は減少傾向にあります。優良牛や高能力な牛が揃う地域ですので相場が落ち着いているこの時期に導入をお勧めいたします。

初妊牛 43~53 横這い
経産牛 35~45 横這い
釧路
管内
育成牛
(10-12月令)
20~25 横這い 根釧管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、釧路管内月計で95.5%、累計で95.3%、中標津管内月計で94.5%、累計で95.7%の実績となっております。

9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月分娩が中心となっております。猛暑での更新需要があるものと思われますが、暑い中での輸送を嫌うことも考えられ、相場は横這いで推移すると予想されます。管内の資源状況はF1腹が豊富となっており、和牛受精卵移植腹も増加傾向、雌雄選別腹が減少傾向にあります。育成牛、経産牛も初妊牛と合わせて横這いで推移するものと予想されます。

初妊牛 40~48 横這い
経産牛 32~42 横這い
帯広
管内
育成牛
(10-12月令)
25~35 横這い 帯広管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、帯広管内月計で93.8%、累計で94.8%の実績となっております。

9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月分娩中心となり冬分娩へシフトしていきますが、管内の資源状況は豊富であるため相場は横這いで推移するものと思われます。腹別の価格差は無くなっておりますが、雌雄選別腹が少ない状況となっています。和牛受精卵移植腹については、引き続き軟調相場で推移しており購買しやすい状況にあります。また、即戦力である経産牛については40-50万と人気があり初妊牛価格と比較すると割高感があります。育成牛も同様に横這いで推移するものと見込まれます。

初妊牛 45~55 横這い
経産牛 40~50 横這い
道北
管内
育成牛
(10-12月令)
18~28 横這い 道北管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、稚内管内月計で94.7%、累計で95.9%、北見管内月計で94.1%、累計で94.6%の実績となっております。

9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月中旬の分娩となっており、秋~冬分娩が中心での出回りとなります。管内市場は弱含みで推移していましたが、暑さの影響で道内でも更新が必要な牧場もあるため、需要は高くなると考えられ、横這いで推移すると予想されます。資源状況につきましてはF1腹、雌雄選別腹共に豊富にある状態となっております。経産牛につきましても横這いで推移すると見込まれます。

初妊牛 43~53 横這い
経産牛 28~38 横這い
道内
総括
育成牛
(10-12月令)
25~35 横這い 道内の8月中旬までの生乳生産量前年比は94.4%、累計で95.4%の実績となっております。道内では2番草が終わり、デントコーン収穫のシーズンに入ります。

9月の初妊牛動向といたしまして、大きな相場の動きは考えられず前月並みの価格で推移するものと見込まれます。低調な相場が続くことで酪農家は雌資源を販売にまわさず、自家保留することも選択肢の1つとして持ち始めるため、今後の出回り頭数の動向に注意が必要です。しかしながら現状は、資源は豊富であり、腹別に見てもF1腹、和牛受精卵移植腹が増加傾向にあります。今後の搾乳後継牛確保のためにも、今の時期に導入をすることをお勧め致します。猛暑の影響を引きずり更新する動きも出てくることが見込まれますので、導入予定がございましたらお早目にご注文宜しくお願いいたします。

初妊牛 45~55 横這い
経産牛 35~45 横這い

*上記相場は、血統登録牛(中クラス)の庭先選畜購買による予想相場です。 庭先選畜購買のため、市場購買とは異なります。

毎度、乳牛購買事業に大変ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
乳牛の導入計画がありましたら、最寄りの支所へご一報下さい。
担当者がお伺いし、最近の状況をご説明し、納得いただけるよう購買のお手伝いを致します。
また、購買後の輸送・事故処理は責任を持って最寄りの支所と札幌支所がお世話申し上げます。

全国酪農業協同組合連合会(全酪連)
札幌支所   TEL 011-241-0765
釧路事務所 TEL (0154)52-1232
帯広事務所 TEL (0155)37-6051
道北事務所 TEL (01654)2-2368