北海道乳牛産地情報
(令和4年7月1日現在)
畜 種 | 相 場 (万円) |
価格状況 | 管 内 状 況 | |
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札幌 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
22~32 | やや弱含み |
札幌管内の6月中旬までの生乳生産量前年比は、函館管内月計で101.3%、累計で102.7%、苫小牧管内月計で97.0%、累計で97.7%の実績となっております。 7月の初妊牛動向といたしまして、10月分娩腹が中心となります。管内市場相場は弱含みで推移したことから、庭先購買においても同様にやや弱含みに推移するものと見込まれます。腹別では雌雄選別腹の出場頭数がF1腹と比較すると減少しております。管内、優良牛や高能力牛の多い地域でもあり、上クラスの初妊牛を取り揃えることが可能ですので、価格が落ち着いているこの時期に導入することをお勧め致します。 |
初妊牛 | 47~57 | やや弱含み | ||
経産牛 | 22~32 | やや弱含み | ||
釧路 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
28~38 | やや弱含み |
根釧管内の6月中旬までの生乳生産量前年比は、釧路管内月計で99.4%、累計で100.5%、中標津管内月計で100.0%、累計で101.6%の実績となっております。 7月の初妊牛動向といたしまして、9月下旬~10月分娩が中心となります。6月の管内乳牛市場がやや弱含みで推移したことから、庭先購買でもやや弱含みとなるものと見込まれます。夏分娩のため導入は減少傾向となりますが、比較的冷涼な地域であれば暑熱のリスクも低いことから導入があると考えられるため、急激な相場の下落は考えにくい状況です。腹別では、雌雄選別腹、F1腹ともにやや弱含みの状況となっております。 |
初妊牛 | 50~60 | やや弱含み | ||
経産牛 | 28~35 | やや弱含み | ||
帯広 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
23~33 | 横這い |
帯広管内の6月中旬までの生乳生産量前年比は、帯広管内月計で101.8%、累計で102.9%の実績となっております。 7月の初妊牛動向といたしまして、10月分娩腹が中心となります。市場回数が1回となり出場頭数も増えた一方、購買者も増えたことから、相場は横這いで推移しており、庭先購買についても、横這いで推移すると見込まれます。腹別では、F1腹が雌雄選別腹より引き合いが強い状況です。また和牛受精卵移植腹に関しては、資源も豊富なうえ、系統の良いものが取り揃えられる状況です。育成牛につきましては価格帯としては横這いでありますが、並物と上物の価格差が開いてきております。経産牛につきましては、やや弱含みの相場となると見込まれます。 |
初妊牛 | 50~60 | 横這い | ||
経産牛 | 25~35 | やや弱含み | ||
道北 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
25~35 | やや弱含み |
道北管内の6月中旬までの生乳生産量前年比は、稚内管内月計で99.0%、累計で101.4%、北見管内月計で99.7%、累計で101.8%の実績となっております。 7月の初妊牛動向といたしまして、9月下旬~10月分娩となります。資源頭数は前年並み以上であると予想されます。都府県では残暑が続く時期での分娩のため導入は少なく、道内では生乳生産抑制が続いているため、庭先購買価格は弱含みに推移すると思われます。経産牛においても初妊牛と同様の状況になるかと予想されます。また、育成牛につきましても、資源頭数の増加傾向が見込まれ、相場としてはやや弱含みで推移すると思われます。 |
初妊牛 | 45~55 | 弱含み | ||
経産牛 | 25~35 | やや弱含み | ||
道内 総括 |
育成牛 (10-12月令) |
28~38 | やや弱含み | 道内の6月中旬までの生乳生産量前年比は100.3%、累計で101.8%の実績となっております。道内では1番刈りの収穫がほぼ終了する時期となっています。
7月の初妊牛動向といたしましては、10月分娩が中心となります。相場は道内外の購買意欲の減少から引き続き軟調で推移すると見込まれます。中でも雌雄選別腹は弱含みのため購買しやすい状況となっております。夏分娩から秋分娩へ移行する中で、極端な相場上昇は無いと見込まれ、しばらくは導入しやすい環境が続くと思われます。資源については、各地域増加傾向となっておりますので、導入計画がございましたら、お早めに弊会担当者までご連絡いただき要望に合った搾乳用素牛を供給して参りますのでどうぞ宜しくお願い致します。0
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初妊牛 | 47~57 | やや弱含み | ||
経産牛 | 25~35 | やや弱含み |
*上記相場は、血統登録牛(中クラス)の庭先選畜購買による予想相場です。 庭先選畜購買のため、市場購買とは異なります。
毎度、乳牛購買事業に大変ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
乳牛の導入計画がありましたら、最寄りの支所へご一報下さい。
担当者がお伺いし、最近の状況をご説明し、納得いただけるよう購買のお手伝いを致します。
また、購買後の輸送・事故処理は責任を持って最寄りの支所と札幌支所がお世話申し上げます。
全国酪農業協同組合連合会(全酪連)
札幌支所 TEL 011-241-0765
釧路事務所 TEL (0154)52-1232
帯広事務所 TEL (0155)37-6051
道北事務所 TEL (01654)2-2368