北海道乳牛産地情報
(令和7年9月1日現在)
畜 種 | 相 場 (万円) |
価格状況 | 管 内 状 況 | |
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札幌 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
20~30 | 横這い | 札幌管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、函館管内月計で103.2%、累計で102.3%、苫小牧管内月計で102.2%、累計で100.9%の実績となっております。
9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月中旬分娩が中心となります。秋分娩から冬分娩中心となります。出回り頭数も増えることが予想され、秋導入に向けての需要が回復してくることが予想されますので相場は横這いで推移すると見込まれます。腹別の資源については、F1腹、雌雄選別腹共に十分に確保できます。高能力・高成績牛を多く取り扱える地域ですので、相場が落ち着いているこの時期での導入をおすすめいたします。 |
初妊牛 | 50~60 | 横這い | ||
経産牛 | 35~45 | 横這い | ||
釧路 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
20~30 | やや弱含み | 根釧管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、釧路管内月計で104.1%、累計で104.1%、中標津管内月計で101.8%、累計で102.0%の実績となっております。
9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月中旬分娩が中心となります。初妊牛に関しましては、猛暑の落ち着く秋に向けて導入意欲は徐々に上がってくるものと思われ、相場は強含みで推移すると見込まれます。腹別ではF1腹の引き合いが強く、雌雄選別腹との価格差がありましたが、管内で新規就農向けの購買もあることから、雌雄選別腹の引き合いが強い状況が続くと見込まれます。育成牛に関しましては、夏分娩が期待される生まれ月の出回りが中心となることから、やや弱含みで推移されると見込まれます。 |
初妊牛 | 55~65 | 強含み | ||
経産牛 | 35~45 | やや弱含み | ||
帯広 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
20~30 | 横這い | 帯広管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、帯広管内月計で103.8%、累計で103.9%の実績となっております。
9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月中旬分娩が中心となります。初妊牛に関しましては、秋分娩から冬分娩が中心になり、出回り頭数も多いことが予想されますので頭数も十分に確保できる状況です。相場につきましては、秋に向けて需要が回復傾向になりますが、出回り頭数が多いことで横這いに推移すると見込まれます。F1腹の引き合いが引き続き強く、雌雄選別腹との価格差が生じている状況です。育成牛に関しましては、夏分娩になる月齢の育成牛の出回りが多くなりますが、引き合いは見込まれ、横這いで推移すると見込まれます。経産牛に関しましては、道内需要が見受けられますので、先月同様に横這いで推移されると予想されます。 |
初妊牛 | 50~60 | 横這い | ||
経産牛 | 40~50 | 横這い | ||
道北 管内 |
育成牛 (10-12月令) |
20~30 | 横這い | 道北管内の8月中旬までの生乳生産量前年比は、稚内管内月計で101.8%、累計で100.6%、北見管内月計で102.0%、累計で102.4%の実績となっております。
9月の初妊牛動向といたしまして、11月下旬~12月中旬分娩中心の出回りとなります。全国的に暑く輸送・分娩事故を考え購買を控えている傾向が見られたため、涼しくなる9月から各地で導入の需要が多くなると考えられます。そのため取引価格はやや強含みに推移すると予想されます。経産牛に関しましては、初妊牛同様に暑さによる影響で生産性が低下する可能性が考えられることから、秋口にかけては即戦力となる牛の需要は強まると予想されます。そのため相場は横這いで推移すると見込まれます。育成牛については、夏分娩が期待される生まれ月が中心となることで需要は弱まり、相場は横這いで推移すると見込まれます。 |
初妊牛 | 57~67 | やや強含み | ||
経産牛 | 35~45 | 横這い | ||
道内 総括 |
育成牛 (10-12月令) |
20~30 | 横這い | 道内の8月中旬までの生乳生産量前年比は102.7%、累計で102.7%の実績となっております。
9月の初妊牛動向といたしまして、秋口~冬にかけての分娩腹が中心の取引となってまいります。まだまだ暑い日は続くものと思われますが、涼しい気候に向かうこの時期は例年、導入意欲が徐々に回復し、引き合いも強くなってくるものと見込まれます。腹別により価格帯に差がある状況であり、F1腹に需要が集中し、雌雄選別腹は比較的安価で取引されるものと予想されます。経産牛につきましては、道内からの引き合いが特に強く、即戦力となる牛や産次数の少ない若い経産牛への需要は引き続きあるものと見込まれます。出回り資源につきましては、全体的には多い時期ではありますが、購買酪農家の牛舎に合った牛を選畜するため、お早目のご注文をいただきますようよろしくお願いいたします。 |
初妊牛 | 53~63 | やや強含み | ||
経産牛 | 38~48 | 横這い |
*上記相場は、血統登録牛(中クラス)の庭先選畜購買による予想相場です。 庭先選畜購買のため、市場購買とは異なります。
毎度、乳牛購買事業に大変ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
乳牛の導入計画がありましたら、最寄りの支所へご一報下さい。
担当者がお伺いし、最近の状況をご説明し、納得いただけるよう購買のお手伝いを致します。
また、購買後の輸送・事故処理は責任を持って最寄りの支所と札幌支所がお世話申し上げます。
全国酪農業協同組合連合会(全酪連)
札幌支所 TEL 011-241-0765
釧路事務所 TEL (0154)52-1232
帯広事務所 TEL (0155)37-6051
道北事務所 TEL (01654)2-2368