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らくのうこどもギャラリー

第46回(令和元年度年開催)

全国酪農青年女性会議と本会の共催による「第46回らくのうこどもギャラリー」に全国より683点のご応募を頂きました。
厚く御礼申し上げます。
作品の審査については、昨年に引き続き宮島径先生(写真家:東京芸術大学美術学部卒業)と浅野智先生(美術家:東京芸術大学大学院研究科絵画専攻修士課程修了)にお願いいたしました。


全体の作品について 宮島 径 及び 浅野 智

全国から683点の作品を応募いただき、12点の入賞作品を選出いたしました。今回の作品傾向は、アニメーションや漫画に影響されたキャラクターを感じさせる絵や、ポスターのようなメッセージ性のあるもの、鉛筆のみで描かれた静謐な作品、対象を繰り返し描くことで画面を埋め尽くす作品など、以前にもましてバラエティに富んだものが多く見受けられました。その中から特選に選ばれた作品は、田尻琥太朗君の「なが~い舌でお食事中」です。田尻さんの作品は若干5歳ながらも他のどの作品よりも力強く、また子供らしい大胆さに魅力を感じました。入選1の平山はるとさんの「ぼくじょうのうし」は、丁寧に描かれた牧草、大きな牛さんの体や愛嬌のあるお顔などのんびりとした牧場空間を見事に伝えていました。入選2の山口紗奈さんの「放牧」は、鉛筆のみで描かれ、根気よく対象を観察することで完成度の高い作品に仕上がってます。既にデッサンの技術を身につけてますので、更なる高みを目指してほしいと思います。こどもギャラリーでは小学校入学前の方から中学生まで広い範囲からの応募作品がありますが、各年代ごとの好奇心や発見の楽しさが伝わってくる作品に面白さを感じます。また次に絵を描く時は、新たな発見をすることでしょう。絵を描く経験を通して成長していくことを楽しみにしています。最後になりましたが、こどもギャラリーに携わってくださいました酪農家はじめ関係者の皆様に深く感謝申し上げます。


特選

「なが~い舌でお食事中」

「なが~い舌でお食事中」 熊本県 蓮菜保育園 5歳 田尻 琥太朗さん

 

入選

秀作

ファミリー賞

あすなろ賞